CayinユニバーサルUSBオーディオドライバー v4.35.0について。
【イントロダクション】
お使いのコンピューターのパフォーマンスをより良いものにするために、DAPを外部サウンドカードとして使うことは一般的です。もしLinuxあるいは、Mac OS Xのユーザーであれば、その方法はとても簡単です。これらのシステムではUSBオーディオクラス2.0をネイティブにサポートしているためです。本日時点では、Windowsシステムは、USBオーディオクラス1.0までしかサポートしておらず、Hi-Resオーディオを存分に楽しむのであれば、ドライバーのインストールが必要となります。システムのバージョンやスキルにかかわらず、この作業が思いの外、大変なことが多いようです。
現代のサウンドシステムには、ユーザーエクスペリエンスという要素が大変大きく占めるものです。Cayinは、ユーザーの要望を真剣に考え、全てのCayinのUSBベースの製品のためのUSBドライバーを開発しました。
【ドライバーの選択：v3.3 もしくは v4.35】
1.お使いの製品によりCayinユニバーサルUSBオーディオドライバーv3.30 もしくはv4.35をお選びください。
2.もしもCayinユニバーサルUSBオーディオドライバーv3.30を現在お使いで、お使いの接続機器で問題なくご使用出来る場合は、v4.35にアップデートする必要はありません。V4.35の特徴は、Windows 10との非互換の互換化となります。
3.Windows 7以上のOSにおきまして、各Cayin機器と推奨ユニバーサルUSBドライバーは下記の表をご参照ください。
4.CayinユニバーサルUSBオーディオドライバーv4.35は、すべてのCayin DAP、iDAC-6及び280Aアンプでのご使用をおすすめいたします。
5.もしもご使用のCayin機器がCayinユニバーサルUSBオーディオドライバーv3.3しかサポートしていない場合、最新のWindows 10ではUSB DAC機能がご使用いただけない可能性がございます。それらのCayin機器がv4.35に対応するよう、それぞれの機器の新しいファームウェアを開発しております。
【新しい体験】
CayinユニバーサルUSBオーディオドライバーの利点は下記のとおりです。
１．デバイスドライブは標準的なアプリケーションのように、インストールが行なえます。つまり、オーディオ機器をコンピュータなどに前もって接続する必要はありません（Windows XPは除く）。
2. 一度ドライバーがインストールされれば、CayinのUSBベースのオーディオ機器は、お使いのWindowsシステムの機器にプラグアンドプレイが行えます。あるCayin機器から他のCayin機器への変更の際に、ドライバーを変更する必要など一切ありません。
3. USBベースのCayin機器のポテンシャルを存分に発揮することが出来ます。例えば、iDAC-6はASIOインターフェイスにおいてDSD256のネイティブ再生が可能です。
【ドライバーのインストール方法】
1.CayinユニバーサルUSBオーディオドライバーには、3つのバージョンがあることをお確かめ下さい。
Windows７以上のシステムをお使いの方は本ページをこのまま御覧ください。
・Windows 7 and above ( V4.35.0):
・Windows 7 and above ( V3.30.0):
http://kopek.jp/2016/11/cayinusb-v3300for-windows-7.html
・Windows XP and Vista:
http://kopek.jp/2016/11/cayinusb-v2290for-windows-xp-and-vista.html
Windows XPは他のシステムとは異なり、ドライバーをインストールする際は、CayinのUSBベース・オーディオ機器をお使いのコンピューターに接続する必要があります。でないと、インストールをうまく終えることが出来ません。Windows7以上をお使いであれば、インストールの際にUSB接続をする必要はありません。
2.もしもすでにv3.30をインストールしていて新たにv4.35をインストールする場合は、システムエラーを防止するために、まずお使いのPCからv3.30をアンインストールしてください。
3.Windows 7, 8, 8.1, 10においては、v4.35を直接ダウンロードすることが出来ます。しかしながら、Windows 10 v1607及び以降のバージョンをご使用の場合は、PCの設定においてデジタル署名を強制無効化する設定をする必要がある場合があります。下記手順をご参照ください。
「更新とセキュリティ」→「回復」→「今すぐ再起動」
再起動完了後、トラブルシューティングオプションが選択可能になります。
下記の説明はWindows 7をベースとしたインストール方法となります
4.インストールパッケージをダウンロードして解凍すると.exe fileが出てきます。ダブルクリックしてインストールを開始しましょう。
5.セットアップ画面が現れたら「Next」をクリックします。
6. ドライバーをインストールする場所を確かめて下さい。特段の事情がなければ、標準でのインストール場所を選択し、インストールを進めて下さい。
7. 必要なファイルを抽出します。少し時間がかかる場合がありますが、どうぞお待ち下さい。
8. インストールに必要なファイルを抽出し終えると、インストールをする前にWindowsのセキュリティ表示が出る場合があります。"Always trust software from"のボックスにチェックを入れ、「インストール」を選択し作業を進めて下さい。
9. 実際のインストールが開始されます。インストールが完了すると、それを知らせますので、インストールの最後に接続するUSB機器をサイド接続して下さい。
10. インストールが完了するとブルーのCayinアイコンがステータスバーに表示されます。これでいつでもCayinのUSBベースの機器を接続することが可能になります。これ以降、ここではCayin N5II DAPを例に詳細をご説明しますが、他のCayin機器でも作業は同様となります。
11. N6のシステム設定よりUSBモードをDACにセットし、N5II DAPをお使いのコンピューターに接続して下さい。接続が感知され、USB接続についての画面が表示されます。
12. CayinアイコンをダブルクリックしてCayinコントロールパネルを開いて下さい。ここからCayin機器の状況をモニターすることができます。
13. CayinのUSB機器を使う前にシステムのアウトプットを設定する必要があります。コントロールパネルよりサウンドオプションを選び、Cayin機器をデフォルトとして設定して下さい。
14. 最後に、これも重要な事ですが、お使いの再生ソフトでもアウトプットデバイスの設定をしておきましょう。例えば、Foobar2000をお使いであれば、"playback"をshiftキーを押しながらクリックし、deviceのオプションからN5II DAPをデフォルトのアウトプットと設定することが出来ます。
